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携帯受託最大手の華宝通訊、増収増益へ意気込み


ニュース 電子 作成日:2009年1月16日_記事番号:T00012904

携帯受託最大手の華宝通訊、増収増益へ意気込み

 
 携帯電話受託生産最大手、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)の陳瑞聡董事長は15日、この2年で製品ラインナップを拡大し、ノキアやLG電子などからも受注を獲得したため、今年も厳しい景気情勢が予想されるが、売上高、利益ともに成長が見込めると語った。16日付経済日報が報じた。

 同社は従来、GSM方式の携帯電話しか生産していなかったが、今ではCDMA方式の携帯電話やスマートフォンまでラインナップを広げている。また、かつては売上高の90%以上をモトローラが占めていたが、昨年第2事業部を設立してノキアやLG電子からも受注し、不調が続くモトローラへの依存度を下げている。

 陳董事長は、今年の携帯電話出荷台数は昨年を大きく上回ることはないが、スマートフォンなどで平均販売単価(ASP)の上昇が見込めると楽観している。

 同社の昨年の携帯電話出荷台数は3,780万台だった。昨年通年のASPは957台湾元(約2,550円)だったが、第4四半期のみでは前期比で3割以上上昇して1,235元となっている。売上高は前年比25.8%減の361億7,900万元だった。