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ノーテル破たん、台湾企業の損失2億元


ニュース 電子 作成日:2009年1月16日_記事番号:T00012905

ノーテル破たん、台湾企業の損失2億元

 
 カナダの通信機器大手のノーテルネットワークスが14日、米国とカナダで破産法の適用を申請したことを受け、同社の製品を受託生産していた台湾企業4社で、回収不能となる売掛金が合計約2億台湾元(約5億3,000万円)に上る見通しとなった。16日付蘋果日報が報じた。

 明泰科技(アルファ・ネットワークス)は、同社および関係企業のノーテルに対する昨年末時点の売掛金残高は、同社全体の約3%に当たる約1億5,900万元で、今月12日に約3,676億元を回収したが、残り約1億3,600万元が回収不能となる見通しだ。

 智邦科技(アクトン・テクノロジー)は15日、ノーテルに対する出荷を止めた。売掛金は約5,000万元と予測されている。

 合勤科技(ザイセル・コミュニケーションズ)では、ノーテルへの出荷による昨年の売上高は約5,200万元で、全体の約0.4%に過ぎないため影響は小さいとしている。

 また達創科技(デルタ・ネットワークス)も、ノーテルとの取引は大きくなく影響は少ないとしており、証券会社でも損失は約3,000万~4,000万元にとどまるとみている。