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原材料の戻し税、財政部が復活検討


ニュース その他分野 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012921

原材料の戻し税、財政部が復活検討

 
 財政部は輸出企業の税負担を軽減し、商品の競争力を高めるため、農業、工業関連の原材料5,721品目の一部を対象として、輸出時に関税を還付する戻し税制度の復活を検討している。19日付経済日報が伝えた。

 財政部は1984年以降、関税率5%以下の品目について、戻し税制度を段階的に廃止してきた。しかし、景気低迷で輸出量が減少していることを受け、農業、工業関連の原材料で関税率が5%以下の品目について、制度復活の検討に入った。輸入量が比較的多く、輸出品の重要原料となっている品目が復活検討の対象となる。

 李述徳財政部長は新年記者会見で、「企業の経営環境が悪化していることを受け、輸入製品に対する戻し税制度で、企業が苦境を乗り切ることを支援する方向で検討する」と発言していた。

 これに関連し、財政部関税司は今年4月1日に予定していた原材料数百品目に対する戻し税廃止を延期した。財政部は昨年3月にも622品目の戻し税を廃止しており、戻し税の対象となる原材料は3,000品目まで減少している。