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富邦金控と中国・斉魯証券、合弁証券設立の観測


ニュース 金融 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012922

富邦金控と中国・斉魯証券、合弁証券設立の観測

 
 19日付経済日報が業界関係者の話として報じたところによると、中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC)が富邦金融控股と中国の斉魯証券による合弁の証券会社を同国福建省に設立することを推進しているとの観測が出ている。事実とすれば、台湾の金融機関が中国で証券事業を展開する初のケースとなる。

 ただ、富邦金控の龔天行総経理は18日、この件に関し「全く知らない」とコメントし、中台間で証券会社による中国投資関連の緩和はまだ進んでおらず、同社もまだ提携相手を検討する段階にも入っていないと否定した。斉魯証券の関係者も、証監会が台湾の金融機関との合弁会社設立を望んでいることは認めたものの、「合弁相手は富邦金か」と問う経済日報の取材に対し、コメントを避けた。

 一方、同業界関係者は、斉魯証券の計画では提携相手は、富邦金控か、その傘下の富邦証券、もしくは富邦金が出資する廈門市商業銀行になるとみられるが、中台間の証券事業に関する覚書(MOU)締結が前提となると語っている。