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汚染粉ミルク被害企業、中国に7億元の賠償請求


ニュース 食品 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012927

汚染粉ミルク被害企業、中国に7億元の賠償請求

 
 中国製の有害物質メラミン含有乳製品による被害を受けたとして、「ミスターブラウン」で知られるコーヒー飲料大手の金車集団(キングカー)など10数社が共同で中国側に約7億台湾元(約19億円)の損害賠償を求めていたことが明らかになった。台湾側の窓口、海峡交流基金会(海基会)が5日、中国の海峡両岸関係協会(海協会)に対し、文書での回答を求めた。17日付自由時報が伝えた。

 同事件に関しては昨年11月の中台公式協議で、食品の安全と衛生に関する合意書が取り交わされたものの、具体的な賠償手段については協議されなかった。しかし、先月末に事件の発端となった三鹿集団(河北省石家荘市)が破産手続きに入り、賠償請求の動きが加速していた。

 自由時報によると、今回の事件が中台間で初めての大型賠償請求となるため、紛争処理モデルの確立につながるかなど、今後の中国の対応が注目される。