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台塑のPE価格、今月2度目の値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012929

台塑のPE価格、今月2度目の値上げ

 
 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は16日、サウジアラビアが2月から原油の減産幅を拡大することに応じ、▽ポリエチレン(PE)▽低密度ポリエチレン(LDPE)▽高密度ポリエチレン(HDPE)▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)──などの石化原料の域内販売価格を、1キロ当たり0.5~1台湾元(約1.3~2.7円)引き上げた。台塑によるPEなどの値上げは今月に入って2回目で、同社では「春節(旧正月)後には下流メーカーによる需要の高まりが見込める」としている。17日付経済日報が報じた。
 
 一方、台湾中油も国際石化原料相場の回復を受けて、川下石化メーカーに対するエチレンの優遇価格による供給を1月末で停止し、2月から契約価格を引き上げる。新価格は1トン当たり600米ドル以上となる見通し。これまで同社は需要低迷に苦しむ川下メーカーを支援するため、4カ月にわたって優遇価格を続けてきた。