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インテル、中台で大量在庫


ニュース 電子 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012936

インテル、中台で大量在庫

 
 半導体世界最大手の米インテルは15日、2008年第4四半期決算が前年同期比23%の減収、同90%の減益となったことを明らかにする一方、台湾と中国で半導体チップの大量在庫を抱えているとし、09年第1四半期は在庫調整が当面の課題になるという見通しを示した。17日付工商時報が伝えた。

 同社のオッテリーニ最高経営責任者(CEO)は、「第1四半期の見通しは不透明で、業績に希望を寄せてはいない。景気が直ちに回復することはない」との厳しい見方を示した上で、設備稼働率を大幅に引き下げ在庫調整に取り組むことを表明した。

 インテルはまた、第1四半期に粗利益率が40%台前半まで落ち込み、底を打つという予測を示した。オッテリーニCEOは、「設備稼働率の低下で粗利益率に影響が出るが、パソコンメーカーの協力で在庫調整は一定の効果が上がると確信している。第2四半期は第1四半期よりは改善するはずだ。下半期には正常な水準に戻ることが期待できる」と説明した。

 同社から半導体のパッケージングや基板などを受注している台湾企業は、同社の第1四半期の業績見通しが予想よりは悪くなかったことから、第2四半期以降に受注が回復することに期待している。