ニュース 電子 作成日:2009年1月19日_記事番号:T00012943
台湾の液晶パネル大手の友達光電(AUO)と奇美電子は16日、中国のテレビメーカー9社と技術協力などに関する提携意向書に調印した。9社は台湾からの液晶パネル調達を拡大し、年内に1,200万枚、21億9,000万米ドル(約722億台湾元)相当の発注を予定している。17日付工商時報が伝えた。
提携に加わった中国のテレビメーカーは康佳(コンカ)集団、海信集団(ハイセンスグループ)、TCLなどで、福建省福州市で開かれた「海峡両岸フラットディスプレイ産業戦略合作フォーラム」の席で、台湾側と地方への液晶テレビの普及を目指す戦略協力に合意した。
中国側が表明した今年の調達規模は昨年を59%上回るもので、サイズは22、26、32、42インチが含まれる。戦略協力の詳細な内容や各社ごとの調達規模は今後詰めていくことになる。
中国側は昨年12月21日に上海で開かれた両岸経済貿易文化フォーラムで、国務院台湾事務弁公室の王毅主任が液晶パネル業界の両岸協力を提唱し、台湾側から20億米ドルの調達を行う意向を示していた。今回の提携はその結実と位置づけられる。
中国は既に世界3位の液晶テレビ市場に浮上しており、中国側からの大量受注は台湾の液晶パネルメーカーにとって不況下での朗報となった。
中国の工業信息化部(工信部)によると、昨年の中国におけるテレビ生産台数は8,932万台で、約半分を液晶テレビが占めている。売り上げに占める液晶テレビの比率も既に33%に達しており、今後高い伸びが見込まれる。
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