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石油・化学
作成日：2009年1月20日_記事番号：T00012962
ブタジエン反発、台湾メーカーに競争力
低迷していたブタジエンのスポット価格が先週、中国のプラント故障などで27％上昇し、５カ月半ぶりに反発した。台湾の石油化学メーカーは台湾中油から安価でブタジエンの供給を受けており、市場競争力が上昇している。20日付経済日報が伝えた。
ブタジエン相場は先週、１トン当たり100米ドル上昇し、同480米ドルまで回復した。中国・茂名石化のプラント故障や中国の自動車業界振興計画発表などにより、在庫を補給する動きが広がっていることが背景だ。
これに対し、台湾中油によるブタジエン供給価格は同400米ドル前後で、川下メーカーの▽奇美実業▽台橡（ＴＳＲＣ）▽李長栄化学工業▽南帝化学工業（ナンテックス・インダストリー）▽国喬石油化学（グランド・パシフィック・ペトロケミカル）▽台達化学工業──などは相対的に市場競争力が大幅に向上した。
