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作成日:2009年1月20日_記事番号:T00012964
ASUS・エイサーのネットブック、500万台に届かず
2008年の低価格ノートパソコン(ネットブック)出荷目標を、華碩電脳(ASUS)「Eee PC」は500万台、宏碁(エイサー)「Aspire One」は700万台としていたが、ASUSは既に490万台だったと発表、エイサーも450万~480万台に終わったと市場ではみられており、ともに500万台にも届かなかったもようだ。20日付電子時報が報じた。
昨年上半期、Eee PC8インチ機種を発売したASUSは、競合が米ヒューレット・パッカード(HP)の「HP 2133 Mini-Note PC」だけだったこともあり、170万台の好成績を残した。一方、ネットブック需要を当初疑問視していたエイサーも、商機獲得に向け積極策に転じて昨年6月にAspire Oneを発売し、高い出荷目標を設定した。
しかし9月に景気が急激に悪化したことに加え、HP、デル、サムスン電子などから新製品発売が相次いだことから競争が激化し、Eee PCおよびAspire Oneの売れ行きは鈍化した。
販売業者によると、ネットブックは登場して1年以上が過ぎた今も依然強い需要を維持していることから、各社とも一般ノートPCへの影響を顧みずにネットブックを強化しており、今年はASUS・エイサーの2強によるシェア独占状態は崩れる見通しだ。