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ICサブストレート産業、今年の成長率わずか2%


ニュース 電子 作成日:2009年1月20日_記事番号:T00012967

ICサブストレート産業、今年の成長率わずか2%

 
 台湾経済研究院(台経院)の報告によると、台湾のICサブストレート産業は昨年後半から成長に急ブレーキがかかり、今年の生産額成長率は2%と、世界全体の1.5%をやや上回る水準にとどまるもようだ。20日付経済日報が伝えた。

 同産業の世界市場の成長率は2007年は14.4%、08年は8.8%。台湾では07年が14.6%、08年で9.9%とやや上回っている。昨年も上半期は前年より高い伸びを示していたものの、需要の急減で成長に歯止めがかかった。第4四半期には全懋精密科技(PPT)、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)、景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)、南亜電路板(NPC)といった主要メーカーの売上高が激減し、今年第1四半期の生産能力利用率は一部で約1割にまで落ちているという。

 ただ、インテルの新プラットフォームや高画質の液晶テレビ、ハイエンドの携帯電話端末といった製品の需要が今年のICサブストレート産業の成長を支え、市場縮小までには至らないもようだ。また、台湾企業の世界シェアは30.5%にまで上昇し、日本に次ぐ2位の座を守るものとみられている。