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中華映管、深圳A株市場に「上場」【表】


ニュース 電子 作成日:2009年1月20日_記事番号:T00012968

中華映管、深圳A株市場に「上場」【表】

 
 液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)は19日、傘下の海外持ち株会社、中華映管(バミューダ)と中華映管(ラブアン)を通じ、株式交換により中国の閩東電機(集団)に75.04%出資すると発表した。閩東電機は2月4日までに深圳A株市場に再上場する予定のため、中華映管は域内パネルメーカーとして初めて、中国株式市場での事実上の上場を果たすことになる。20日付工商時報などが報じた。
 
 巫俊毅・中華映管財務副総経理によると、閩東電機が年内に1株4.36人民元(約58円)で普通株5億株余りを発行し、中華映管の傘下会社がその大部分を取得する予定だ。中華映管の出資によって閩東電機の発行済株式は7億株余りまで拡大、今後は液晶パネルの後工程モジュール(LCM)生産を担うことになる。
 
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 欧米の消費市場が大幅に冷え込む中、中国は農村への家電普及に向けた「家電下郷」プロジェクトを推進しており、商機が期待できる。中華映管は今回の買収を通じて中国での知名度が上がり、資金調達でも有利になるとアナリストは予測している。
 
 中華映管は中国にモジュール工場4基を持つ。その生産能力は同社全体の90%を占め、出荷枚数は月300万~400万枚だ。