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力晶の600億元協調融資、返済期限半年延長の観測


ニュース 電子 作成日:2009年1月20日_記事番号:T00012974

力晶の600億元協調融資、返済期限半年延長の観測

 
 DRAM最大手の力晶半導体(PSC)が、シンジケートローン(協調融資)600億台湾元(約1,600億円)の返済期限繰り延べについて銀行団の同意を得、今週中に発表するという観測が出ている。20日付経済日報が報じた。
 
 協調融資の主幹事銀行によると、銀行団は力晶に対し、▽追加担保の提供▽銀行団指定の会計士による力晶のキャッシュフローの管理▽黄崇仁・力晶董事長を保証人とすること──を条件として提示している。なお力晶は、▽融資利率の引き下げ▽返済期限の延期──を求めているが、利率引き下げについては既に銀行団側に拒否された。
 
 力晶は19日、返済繰り延べ観測について、「短期的な資金援助は政府が検討中だ」として明言を避けた。ただ、繰り延べが実現すれば、現金支出が大幅に減少するともコメントした。
 
 アナリストによると、力晶の返済負担が繰り延べで軽減されれば、今後、市況が回復次第、劣勢を挽回(ばんかい)できる可能性がある。