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アジアセメント、中国事業で利益20億元達成へ


ニュース その他製造 作成日:2009年1月21日_記事番号:T00012990

アジアセメント、中国事業で利益20億元達成へ

 
 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の亜洲水泥(アジアセメント)は、中国四川省での震災復興需要を追い風に業績が好調で、市場関係者は同社の中国事業による利益が昨年は20億台湾元(約53億2,000万円)を超えたとみている。21日付工商時報が伝えた。

 業績を主導しているのは、四川省彭州市の亜東工場。2つの焼成プラントが既に稼働しており、生産能力は年400万トンに達する。四川省では四川大地震の被災地復興や高速鉄道、高速道路などの大型公共事業が相次ぎ、亜東工場はフル稼働状態が続いている。四川省は中国国内でもセメント相場が最も高く、今年は同工場だけで2億~3億人民元(約26億2,000万~39億3,000万円)の収益が見込まれる。

 今年第1四半期には湖北省にもセメント工場が完成するため、今後は同省での市場開拓に力点を置く。

 アジアセメントの中国事業による利益は、昨年1~9月期で16億元に達している。