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作成日:2009年1月21日_記事番号:T00012994
亜洲光学、派遣社員200人リストラ
デジタルカメラ受託生産大手の亜洲光学(アジア・オプティカル)は昨年12月、安和工場(台中県潭子郷)の派遣社員200人を解雇した。解雇された派遣社員から「解雇手当を受け取っていない」という訴えが出ているが、同社は「既に派遣元の人材会社に支払っており、そちらに問い合わせをするべきで当社は関係ない」とコメントしている。21日付蘋果日報が報じた。
同紙によると、最近ハイテク業界で新たなリストラの波が起きているもようだ。矽品精密工業(SPIL)は今年に入り100人以下の人員を解雇。同社の社員が「19日から大規模リストラが始まった」と暴露したが、同社では「全従業員1万3,000人の100分の1にも満たない」と「大規模」を否定した。
チップセットの威盛電子(VIAテクノロジーズ)も、従業員が「既に10%が解雇されており、削減目標は全社員1,300人の30%」と暴露。会社側は「業績考課に基づく不適任な従業員の解雇を一昨年から年初に実施しており、今年も例外ではなかった」と解雇の事実は認めたものの、人数についてはコメントしなかった。
このほか、受動部品最大手の国巨電子(ヤゲオ)も、従業員の証言によると1月17日から2月16日まで1カ月に及ぶ無給休暇が実施されると同時に、1月は30%、2月は50%の減給措置がとられるという。