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赤字深刻のDRAM各社、春節ボーナスは支給


ニュース 電子 作成日:2009年1月21日_記事番号:T00013001

赤字深刻のDRAM各社、春節ボーナスは支給

 
 昨年DRAM業界では、南亜科技や華亜科技(イノテラ・メモリーズ)で過去最悪の赤字額を計上するなど業績の落ち込みが深刻化し、政府へも救済を要請しているが、春節(旧正月)ボーナスは例年通り支給するようだ。21日付自由時報によると支給額は、▽力晶半導体(PSC)、0.75カ月▽瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)、2カ月▽南亜科・イノテラ、1カ月▽茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)、1カ月――となっている。

 力晶では、昨年第1~3四半期の損失が320億台湾元(約854億円)に上り、第4四半期も150億元近い損失が予想されるため、例年よりも支給額を縮小する。しかし譚仲民同社副総経理は、「業績悪化は不景気や製品価格の下落が要因で、従業員は非常に努力している」と語り、新年を迎える従業員に1年の労をねぎらう意味でボーナスを支給する考えを示した。

 一方南亜科とイノテラでは、これまで年間報酬を15カ月分として中秋節(9月)に0.5カ月、春節に2カ月のボーナスを支給してきたが、今回1カ月の支給額となった。これについて白培霖・南亜科副総経理は、「多くはないが、少なくもないだろう」と語っている。