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南亜科とイノテラ、昨年の損失533億元【表】


ニュース 電子 作成日:2009年1月21日_記事番号:T00013004

南亜科とイノテラ、昨年の損失533億元【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は20日、合同で業績説明会を開き、昨年通年で南亜科が352億2,900万台湾元(約937億円)、イノテラが180億6,500万元の損失を計上したと発表した。両社合計の損失額は約533億元に上った。21日付工商時報が報じた。
 
 昨年第4四半期の損失は、南亜科が103億8,500万元、イノテラが65億6,800万元の計169億5,300万元で過去最悪となり、南亜科は、「業績が損益分岐点まで回復するのは早くても今年第3四半期になる」と予測している。なお、昨年通年の売上高は南亜科が363億1,200万元、イノテラが375億4,000万元だった。
  
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 DRAM業界で昨年の業績を発表したのは上記2社が初めてだが、工商時報では、力晶半導体(PSC)と茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)も合計700億~800億元の赤字とみており、域内DRAMメーカー全体の昨年の損失額は計1,200億~1,300億元に上るとしている。
 
 また同紙では、1月は生産ラインの保守作業などもあり、各社の減産幅は約30%に拡大しているが、需要がこれ以上低下しなければ3月下旬にはDRAM価格の反発が始まると予測している。