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華夏塑膠、40億元でPVC工場拡張へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年1月22日_記事番号:T00013020

華夏塑膠、40億元でPVC工場拡張へ

 
 台聚集団傘下のポリ塩化ビニル(PVC)メーカー、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス)が、林園石化工業区(高雄県林園郷)のPVC工場の拡張を決定した。投資額は40億台湾元(約106億円)。2月に着工、早ければ来年にも生産に入る予定で、年産規模は現在の20万トンから37万トンへとほぼ倍増する。中東やインドへの輸出も視野に入れる。22日付経済日報が伝えた。

 華夏は工業区内の旧汚水処理場の1.2ヘクタールの土地を取得し、建設の準備を進めている。また、これに合わせ同グループのTVCMは工業区内の塩化ビニルモノマー(VCM)の生産能力を30万トンから35万トンに拡張し、一貫生産化を進める。台聚集団は年間の運送コストを1億元以上削減できるとしている。

 台聚集団によると、新たなPVC工場は当初、中国・広東省中山で現地加工工場の需要に合わせて建設する予定だった。しかし、中国でのPVCの供給過剰が判明したため、林園での生産拡張に計画を変更したとしている。