宏碁（エイサー）は21日、傘下のゲートウェイブランドでオールインワン（モニター一体型）デスクトップパソコン（ＰＣ）ＺＸ2300を発売した。華碩電脳（ＡＳＵＳ）も昨年11月、「Eee Top」ＥＴ1602を投入しており、オールインワン市場でも両社の激しい競争が繰り広げられそうだ。22日付経済日報などが報じた。
ＺＸ2300は、ディスプレイサイズが18.5インチで販売価格は１万7,900台湾元（約４万8,000円）。低価格に抑えられた15.6インチのＡＳＵＳのＥＴ1602（１万8,900元） をも下回り、アップルやヒューレット・パッカード（ＨＰ）など海外大手との価格差も大きい。
林顕郎エイサー台湾区総経理によると、ＺＸ2300の販売台数は月1,000～2,000台を見込んでいる。また、今年も景気の低迷が予想され、他社が体力を落としている中、エイサーは必ず成長を遂げると強気の発言をした。オールインワンタイプに対して、ＡＳＵＳが従来型デスクトップに取って代わると楽観的な見方をしているのに対し、エイサーはニッチ市場との認識だ。
