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国際保健規則の適用、WHOが承認


ニュース 政治 作成日:2009年1月23日_記事番号:T00013041

国際保健規則の適用、WHOが承認

 
 台湾が世界保健機関(WHO)の国際保健規則(IHR)の適用を受けることが決まった。行政院衛生署が今月13日、「台北の連絡拠点(Contact point in Taipei)」として参加を認めるという通知をWHOから受けたもので、台湾は初めてWHOの防疫システムに加わることとなった。23日付中国時報が報じた。 

 衛生署疾病管制局の周志浩副局長によると、IHR適用によって、今後新型肺炎SARSや鳥インフルエンザなど重大な疫病が発生した場合、台湾は中国を通さず直接WHOと連絡を取れるようになる。また、専門家の派遣を仰いだり、台湾の代表者によるWHOの緊急疾病対策会議への参加も可能になる。

 IHR適用について台湾医界聯盟基金会の林世嘉執行長は、「馬英九政権誕生後の両岸(中台)関係の雪解けが主因だ。また、最近中国大陸で鳥インフルエンザの発生が相次いで伝えられるため、WHOは台湾に正確な情報を伝える必要があると考えたのではないか」と語った。