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三菱の小型旅客機、漢翔航空工業が設計参加


ニュース その他製造 作成日:2009年1月23日_記事番号:T00013053

三菱の小型旅客機、漢翔航空工業が設計参加

 
 三菱重工業の子会社、三菱航空機は22日、開発中の小型ジェット旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)のパーツの設計、生産を台湾の航空機保守・部品メーカー、漢翔航空工業(AIDC)に依頼する内容の契約を結んだ。

 漢翔が設計、生産を担当するのは、スラット、フラップ(いずれも主翼に取り付ける揚力装置)、昇降舵(エレベーター)、方向舵(ラダー)、ベリーフェアリング(胴体と翼の結合部)という5種類のパーツ。

 23日付工商時報によると、MRJは2013年から引き渡しが始まり、今後10年間で570機の生産が見込まれている。このため、漢翔は少なくとも100億台湾元(約264億円)近い受注を確保できる見通しだ。拓凱実業、磁震科技、駐龍精密、千附実業など台湾の素材、航空部品メーカー各社も今後、三菱航空機による品質認証に合格すれば、川上部品業者として参入することになる。

 三菱航空機の戸田信雄社長は「漢翔のプロジェクト参加で、MRJの開発、生産に必要な主要パートナーがそろった」と述べた。