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馬総統、李登輝氏に年始あいさつ


ニュース 政治 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013066

馬総統、李登輝氏に年始あいさつ

 
 春節(旧正月)が明けた26日、馬英九総統が李登輝元総統の自宅「翠山荘」(台北市士林区)を年始のあいさつに訪れた。約1時間に及んだ会見は主に経済問題が話題となり、李元総統は馬総統に対し、輸出の増加を図るよう提言したとされるが、自らが理事長を務めるシンクタンク・群策会編さんの、中国の政治経済に関する問題点を指摘した書籍、『「一つの中国」のブラックホール(『一個中国的黒洞』)』を送り、言外に馬総統の政策への憂慮も示したようだ。27日付中国時報が報じた。

 李元総統はまた、1月18日に発行した消費券について、「効果は一時的なもので、台湾経済にとってはやはり輸出が重要」との見方を示したという。

 また、この日馬総統に先立って、蕭万長副総統も李元総統宅を訪れて年始のあいさつを行なった。李元総統は蕭副総統に対し「大陸(中国)との関係強化に反対はしないが、大陸市場を台湾経済発展の基礎とすべきではない」と語り、「台湾独力で経済の安定した発展を図るべき」という見解を示したとされる。