経済部の1月23日の発表によると、2008年12月の輸出受注額は207億8,500万米ドルで、前年同月比の減少幅は33.0%と、過去最悪だった11月のマイナス幅28.51%を更新した。08年通年の輸出受注額は3,517億2,300万米ドルで、前年比増加率は1.71%と02年以来の低い水準にとどまった。1月24日付経済日報などが伝えた。
12月の中国(香港を含む)からの輸出受注額は前年同月比47.1%減の43億5,800万米ドルで、86年4月以来の大きな減少幅となった。中国からの08年通年の輸出受注額は878億9,000万米ドルで、前年比3.8%のマイナス。経済部では、昨年上半期は北京五輪効果で受注額は2けた台の成長を続けたが、五輪閉幕後は液晶パネルなどの受注減少によって状況が急激に暗転したとしている。
12月の米国からの輸出受注額は24.7%減の56億5,900万米ドル。日本・欧州からの受注額はともに27%台の減少となった。
12月は製品項目別では、受注額全体で最大の24.4%を占める情報製品が前年同月比マイナス23.1%、電子製品はマイナス30.8%となった。減少幅が最も大きかったのは精密機器で53.8%。次いで▽化学品、マイナス43.77%▽電機製品、マイナス41.4%▽機械、マイナス39.01%▽基本金属製品、マイナス37.8%──と、全8項目でマイナスを記録した。