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猫空ロープウェー、支柱移転を決定


ニュース 運輸 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013070

猫空ロープウェー、支柱移転を決定

 
 郝龍斌台北市長は1月23日、支柱下部の土砂流出により、運転を休止している台北市の猫空ロープウェーについて、問題となった「T-16」支柱を30メートル移転し、安全を確認した上で運転を再開する方針を明らかにした。工費は2,100万台湾元(約5,587万円)、工期は11カ月で、運転再開は年末以降となる見通しだ。同24日付聯合報が伝えた。

 新たな支柱は同じ稜線の反対側の斜面に設置され、下部には住宅がないという。

 一方、台北市政府は支柱の土砂流出の経緯に関する報告書を取りまとめ、計画、施工、完成検査に関する行政手続きを担当し、書類を決裁した公務員11人の取り調べを監察院に求めた。このほか、建設を担当した台湾世曦工程顧問公司(CECIエンジニアリング・コンサルタント)と春原営造の2社を台北地検に刑事告訴した。

 これに対しCECIは、「支柱は台風豪雨による被害者で、加害者ではない。支柱の基礎はしっかりしており、沈下や傾斜、移動は見られず、亀裂もない。工事の品質に問題がないことを十分に証明できる」と反論する声明を出した。