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作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013071
台北MRT新路線、商機2400億元
台北捷運局が進める都市交通システム(MRT)4本の新路線敷設計画(台北環状線、万大線、信義線延長、台中MRT)で今年、機電システムおよび土木工事の競争入札が相次ぎ、総工費は1,600億台湾元(約4,260億円)に上る。さらに現在新たに計画中の新路線2本を加えると、関連商機は2,400億元に達するとされ、域内建設業、セメント業、鉄鋼業者に恩恵をもたらすとみられる。2日付経済日報が報じた。
台北捷運局の常岐徳局長によると、環状線と台中MRTに関する予算案は既に立法院を通過している。そのうち木柵線動物園駅から台北県を通り、台北市の内湖駅までを結ぶ環状線は、総工費500億元で1時間当たり18万人の輸送能力を持つシステムを採用する計画だ。既に機電システムの入札を公告しており、2社の応札があったという。現在資格審査中で、3月か4月には落札業者が決定する見込みだ。
また総工費約499億元の台中MRTも交通部で投資計画の審査を行っており、今年中に機電システムの入札および土木工事の入札公告、来年末には本格的な建設に着手したい考えだ。そのほか、中正紀念堂駅から新荘線の迴龍駅までを結ぶ万大線(総工費580億元)は環境評価作業中、信義線延長(同約60億元)は、環境評価を通過し交通部の審査を待っている状況だ。