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モルガン・スタンレー、中信金との提携に暗雲


ニュース 金融 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013073

モルガン・スタンレー、中信金との提携に暗雲


 米投資銀行モルガン・スタンレーは、中国信託金融控股との戦略提携に向け、役員派遣、出資拡大を計画していたが、その先行きに暗雲が立ち込めている。市場関係者は、モルガン・スタンレーが米シティグループと証券事業の統合を目指すなど、金融危機を受けた一連の動きの中で、中国信託との提携にも影響が出るのではないかと懸念している。2日付経済日報が伝えた。

 中国信託はモルガンからの役員1人の派遣を受け、モルガンの商品を導入して資産管理事業を強化する構えだった。また、モルガンは2006年に中国で珠海南通銀行(現モルガン・スタンレー・バンク・インターナショナル・チャイナ)を買収しているが、中台金融交流の拡大に伴い、同行への中国信託による出資が見込まれていた。

 戦略提携が不調に終われば、中国信託の業務拡張計画は見直しを迫られることになる。役員派遣は既に3回にわたり時期が延期されている。モルガン・スタンレーは現在、中国信託株を4.01%保有している。