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08年不動産取引件数、37万件台に落ち込み【図】


ニュース 建設 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013076

08年不動産取引件数、37万件台に落ち込み【図】

 
 2008年の不動産物件取引件数は、前年比8.5%減の37万9,290件となった。40万件台を割り込んだのは、03年以来5年ぶり。内政部統計処の発表を基に1月24日付工商時報などが報じた。
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 08年の取引件数は、5月の4万2,000件をピークに、市場の急速な冷え込みを受けて8月に3万件を割り込み、米リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)などを受けて11月には2万3,000件まで落ち込んだ。

 不動産仲介大手の信義房屋によると、08年の中古物件の平均取引価格は、総統選挙が行われた3月以降6月まで不動産市場が活況にあったことから、過去10年で最高となった。しかし、下半期から取引件数は急減しており、台北市の平均価格は現在では、総統選挙直後と比べ約15%下がっているという。

 今年は不動産物件価格が下落しない限り、取引件数の減少は避けられず、02年の32万件を下回る可能性もあると予測されている。