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中鋼が初の単期赤字、昨年Q4は損失182億元


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013082

中鋼が初の単期赤字、昨年Q4は損失182億元

 
 中国鋼鉄(CSC)は2008年第4四半期、182億6,000万台湾元(約486億円)の損失を計上し、単期としては創業以来初めての赤字を記録した。また鉄鋼価格は今年第1四半期に続き、2月17日に発表される第2四半期の価格も1トン当たりさらに1,700元値下げされる見込みで、上半期中の黒字転換は困難とみられている。24日付経済日報が報じた。

 同社の第4四半期の鉄鋼製品販売は6億元の粗利益を計上したものの、今年第1四半期の22.56%値下げを遡及適用したことで売上高は88億元減となった。このほか、▽調達価格高騰時に長期契約を結んだ、未到着の石炭・鉄鋼原料による損失59億元▽鋼材価格下落による在庫損失111億元▽傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)や中鴻鋼鉄などへの投資事業による損失71億元──などによる損失額が計329億元に上り、同期の赤字転落につながった。

 また、第4四半期に深刻な赤字を計上したことにより、中鋼の昨年通年の税引前利益は302億元まで前年比5割以上縮小した。