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AUOがシピックスに出資、電子ペーパー製品量産へ


ニュース 電子 作成日:2009年2月2日_記事番号:T00013087

AUOがシピックスに出資、電子ペーパー製品量産へ

 
 友達光電(AUO)は1月23日、電子ペーパー製品の材料確保のため、米SiPix Imaging(シピックス・イメージング)に対し出資契約を締結したと発表した。今年下半期からを予定している電子ブックリーダーや電子値札などの量産に備える狙いがある。24日付経済日報が伝えた。

 AUOの出資は、子会社の康利投資と隆利投資を通じてシピックスの増資に参加する形で行う。金額は出資完了後に発表するとしている。

 劉軍廷AUO副総経理によると、シピックスとの提携によりカラー電子ペーパーの製造にカラーフィルター(CF)が不要になり、低コストの生産も可能になるという。AUOでは既に電子ペーパーの研究開発(R&D)チームを立ち上げ準備を進めている。

 現在、電子ペーパー製品は米アマゾンの電子ブックリーダー、キンドルが2年連続でクリスマス商戦の人気商品になるなど、欧米を中心に急速に価値が高まっている。市場規模は2012年には3億米ドルに達する見込みで、大手パネルメーカーも本格的参入を急いでいる。