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彼氏にバッグ弁償を要求、車内でハンスト3日間


ニュース 社会 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013095

彼氏にバッグ弁償を要求、車内でハンスト3日間

 
 苗栗市在住の邱さん(男性、40歳前後)と謝さん(女性、30歳前後)は交際2年のカップル。ところが、2人は新年早々の1月29日、別れ話のもつれから車内で大げんかになってしまった。

 邱さんから別れ話を切り出された謝さんは納得がいかず、自宅に着いても邱さんの車から降りようとしなかった。そこで邱さんは車から降り、ドアを開けて彼女を降ろそうともみ合いに。

 ところが、その拍子に謝さんの持っていた有名ブランド、グッチのショルダーバッグの肩ひもがちぎれてしまったからさあ大変。怒った彼女は邱さんに、「バッグを全く元と同じ状態に戻すか、バッグ代の2万5,000台湾元(約6万6,000円)を弁償してくれるまで絶対に車から降りない」と宣言した。

 さて、困った邱さん。彼女にもしものことがあってはと、車を苗栗県警察局苗栗分局の向かいの駐車スペースに停車させ、換気のために車の窓をすべて半開状態にした。そして、彼女の家族に連絡をしてから、分局の警察官にも事の次第を説明。彼女の様子に注意してほしいと依頼した。

 邱さんは連日、謝さんに飲料水を差し入れては説得したが無駄だった。謝さんの母親や警察官の声掛けにも効果なく、謝さんは水以外は何も口にせず、車内から出ずにハンストを続けた。排泄した尿はプラスチック製のカップに入れていたという。

 車内立てこもり3日目の2月1日、謝さんはやっと説得に耳を傾け、邱さんが自宅まで送ってゆくことに同意した。仲裁役となった劉興棟警備隊長は、「20年以上も警察官をやってるが、こんなケースは初めて」とあきれ顔。それにしても、この謝さんの意地の張り方、いかにも牛年の出来事らしい?!