ニュース
その他分野
作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013097
春節連休明け初日、失業登録申請数が30倍に
9日間にわたる春節(旧正月)連休明け初日となった2日、台湾各地の就業服務站(公共職業安定所に相当)には多くの失業者が失業登録の申請に訪れた。全土の主要服務站11カ所における同日の申請件数は、昨年の春節連休明け初日の約441件の約30倍となる1万2,854件に上った。春節前に多くの企業が人員削減を行ったと伝えられており、これら失業者が連休明けを待って申請に押し寄せたとみられる。3日付工商時報などが報じた。
規定によると、労工保険(労働保険)料を1年以上納めている労働者が失業した場合、各地の就業服務站で失業登録を行って就職活動をし、14日たっても仕事が見つからなかった場合、失業給付金を受け取ることができる。
台中就業服務站では2日、門が開く午前7時前から1,000人以上が列を作り、同所が発行する整理券の番号は午後5時半には3,000番に達した。台北市労工局の就業服務中心に属する7カ所の服務站にも3,291人が来所し、1日の最多来所者数を記録したのみならず、失業登録件数は通常の1カ月分に達したという。
就業服務中心によると、この日の来所者の目的は、職探しが約22%、失業登録の申請が約78%の割合だったという。また、職探しに訪れた人は中高年層が多く、失業登録申請には若い人が多く見られたという。