ニュース 運輸 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013099
万海航運(ワンハイラインズ)は、欧州航路の運賃が急速に下落していることを受け、同航路の売り上げに占める比率を27%から15%以下に抑制するとともに、アジア航路を強化することで収益性を確保していく方針だ。3日付工商時報が伝えた。
同社は自社船舶の欧州航路への投入を取りやめ、用船契約などに切り替えることで欧州航路の損失を最低限に抑える。同社は収益性が高いアジア航路を強化し、今年は中台間、中国~東南アジア、北東アジア~東南アジア間に新航路を開設する。
同社は既に昨年12月、アジア~欧州航路を中国遠洋運輸集団(COSCO、コスコ)の船舶をリースする方式に切り替え、輸送能力を40%カットした。これに続き、1月中旬には東地中海航路を中国海運集団(チャイナシッピング)との共同運航とし、輸送能力を70%削減。3月からは太平洋~北米西岸航路を川崎汽船、シンガポールのパシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)との共同運航とし、輸送能力を40%余りカットする。また、デンマークの海運大手マースクと結んでいた米国航路での輸送能力リースを2月から取りやめるため、米国航路の輸送能力は60%近く低下することになる。
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