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百貨店の春節商戦、消費券効果で大にぎわい【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013105

百貨店の春節商戦、消費券効果で大にぎわい【表】

 
 百貨店業界は春節(旧正月)の9連休中(1月24日~2月1日)、新光三越、太平洋そごう、遠東百貨の3社だけで48億5,000万台湾元(約128億5,000万円)を売り上げ、前年同期比で約9%成長の盛況ぶりを見せた。不景気で大型連休を域内で過ごす人が多かったとみられるほか、先月18日に配布された消費券が大きな原動力となったもようだ。3日付経済日報が伝えた。
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 各社の春節期間の売上高は、▽新光三越、26億元▽太平洋そごう台北店、13億5,000万元▽遠東百貨、9億元▽漢神百貨本館、2億7,000万元▽大葉高島屋、2億5,000万元──など。

 売れ筋は2,000~3,000元の商品で、売上高の3割を消費券が占めたものとみられている。特に日用衣料品が好調で、台茂南カン家庭娯楽購物中心(タイモール、カンは山の下に坎)では子供服が前年比4割増、カジュアル・スポーツウエアは29%増となった。また、レストランの業績も好調で、環球購物中心(グローバルモール・ショッピングセンター)のレストランエリアでは長い行列ができた。

 ただし、消費券による消費意欲向上は短期的なものだという見方が強く、業界では今後も商品ラインナップの調整などに取り組むとしている。