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昇陽光電、CIGS太陽電池を量産へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013109

昇陽光電、CIGS太陽電池を量産へ【表】

 
 太陽電池メーカーの昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)は2日までに、傘下の新能光電科技で3月中旬にもCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)系薄膜太陽電池の量産体制が整うことを明らかにした。生産能力は年30メガワット(MW)。変換効率は当初8%で、今年第3四半期に10%、その後12%まで引き上げることが目標。3日付経済日報が伝えた。
 
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 薄膜太陽電池はCIGS、非シリコン、テルル化カドミウム(CdTe)の3種類に分けられ、非シリコンが主流となっている。CIGSは非シリコン太陽電池より変換効率が高く、単価も高いため、同社の競争力向上に寄与すると期待されている。今後は従来型のシリコン太陽電池並みの変換効率を確保することが課題となる。

 一方、昇陽光電はこのほど完成した新竹工場で3月からシリコン太陽電池の量産を開始する。当初は年産50MWの生産ラインを設置し、状況を見ながら第3四半期にも同規模の生産ラインを増設する。既存の林口工場と合計で年産160MW体制となる見通しだ。