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台プラのベトナム製鉄所、月末にも用地契約 


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013110

台プラのベトナム製鉄所、月末にも用地契約 

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、ベトナム北中部ハティン省に建設する大型一貫製鉄所計画で、用地3,300ヘクタールの70年間の使用権を総額1億8,000万台湾元(約4億8,000万円)で取得する契約を、今月末にもベトナム政府と交わすこととなった。第1段階として、早ければ4月末までに1,900万平方メートルの土地を取得し、上半期中にも着工する計画だ。3日付蘋果日報が報じた
 
 同社のベトナム製鉄所計画は、1,000世帯以上の住民の立ち退き交渉のもつれから用地取得が進まず、約半年間の遅れが出ていた。同社が住民への補償費用として約10億元を先払いするとの観測もあるが、同社はこの件についてコメントを避けた。
 
 同社は第1期工事に80億米ドルを支出し、用地取得後3年以内に1基目の高炉が完成する予定だ。3,300ヘクタールのうち製鉄所に要する用地は2,200ヘクタールで、残りは石油化学園区の予定地となる可能性もある。