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味全の粉ミルクから有害細菌、「台湾では販売なし」


ニュース 食品 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013111

味全の粉ミルクから有害細菌、「台湾では販売なし」

 
 味全食品工業の中国向け乳幼児用粉ミルクから、乳児に脳髄膜炎や腸炎を引き起こし死に至る危険性もあるとされる大腸菌の一種、「エンテロバクター・サカザキ」が基準値を超過して検出されたと報じられたことについて、同社は、問題が指摘された粉ミルク「味全優+」9.62トンすべてを既に廃棄したと発表した。また、「同製品は台湾では販売されていない」と強調した。3日付自由時報が報じた。

 味全によると問題となった「味全優+」は、昨年9月10日に台湾で生産され、中国へ輸出するため香港に運ばれたもので、中国国家質量監督検験検疫総局によって11月7日、2,400箱中1,480箱からサカザキ菌が検出された。ただ味全は、9月10日以降に製造した商品に異常はなく、包装もしくは輸送中に問題が発生した可能性があると指摘している。

 衛生署の林雪蓉食品衛生処長によると、2日、雲林県衛生局が同県にある味全の工場を視察し、過去1年以上にわたる検査で、異常は発生していないことを確認した。その上で、原料、製造機器、各製品からサンプルを採集し、薬物食品検験局での検査に回したと発表した。