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液晶パネル各社、バックライト自社調達強化図る【表】


ニュース 電子 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013115

液晶パネル各社、バックライト自社調達強化図る【表】

 
 昨年第4四半期以降、厳しい不況に直面している液晶パネルメーカーでは、材料コスト低減の必要性がさらに高まっており、そのうち液晶テレビ用パネル部品の中で最も高価なバックライトモジュールに関しては、各社とも調達先に値下げを強く要求しているほか、自社調達率向上にも努めている。3日付経済日報が報じた。
 
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 友達光電(AUO)は、昨年出資を行った輔祥実業や、奈普光電科技(タイワン・ナノ・エレクトロオプティカル・テクノロジー)などバックライトモジュールメーカーとの関係を強化し、大幅なコスト引き下げに成功した。

 瀚宇彩晶(ハンスター)も今年1月、中国江蘇省のバックライトモジュールメーカー、呉江広橋光電への1,000万米ドル出資を決めるなど、製造コスト低減に努めている。

 また、グループ傘下に奇菱科技(チーリン・テクノロジー)を持ち、最も早くからバックライトモジュールに参入している奇美電子(CMO)は、観測によると、昨年下半期以降の大幅な生産能力利用率低下によって中国浙江省寧波のパネル後工程モジュール(LCM)工場で余った労働力を、第4四半期に相次いでバックライトモジュール工場に異動させ、自社調達率を50~60%以上高めているとされる。