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ファウンドリーの資本支出、今年は半減も【表】


ニュース 電子 作成日:2009年2月3日_記事番号:T00013122

ファウンドリーの資本支出、今年は半減も【表】

 
 設備業者の予測によると、台湾積体電路製造(TSMC)をはじめとしたファウンドリー世界大手4社の今年の資本支出は、北米市場の在庫水準の高まりを受けて前年比47~49%減となり、合計で20億米ドルに届かない見通しだ。前年比マイナス幅は2000年以来で最悪となるが、景気動向によってはさらなる下方修正を余儀なくされ、50%以上のマイナスとなる恐れもあるという。3日付工商時報が報じた。
 
 TSMCは今年の資本支出計画を明らかにしていないが、社内では前年比41~47%減の10億~11億米ドルと見積もっているようだ。聯華電子(UMC)は前年比25~40%減の3億米ドル、シンガポールのチャータード・セミコンダクターは前年比35%減の3億7,500万米ドルで、中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)に至っては前年を75%も下回る2億米ドルとみられている。
 
T000131221

 
 海外大手半導体メーカーが在庫水準引き下げを目的に発注を大幅に減らしているため、ファウンドリー業界の第1四半期の受注は40~50%減となりそうだ。生産能力利用率は過去最低の40%以下となる見通しで、TSMC傘下の世界先進積体電路(VIS)など中堅ファウンドリーに至っては、20%まで落ち込む可能性がある。