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タミフル耐性のインフルエンザ、流行拡大の恐れ


ニュース 社会 作成日:2009年2月4日_記事番号:T00013126

タミフル耐性のインフルエンザ、流行拡大の恐れ

 
 行政院衛生署は3日、台湾各地で流行が広がっているインフルエンザについて、ウイルスに変異が見られ、A型インフルエンザのうちH1N1型ウイルスの場合、治療薬「タミフル」に完全な耐性を持つものが現れていることを明らかにした。4日付蘋果日報が伝えた。

 衛生署はタミフルによる治療が困難になり、流行が広がりやすくなることを懸念している。特に来週から学校の新学期が始まるため、専門家は流行拡大に注意を呼び掛けている。

 昨年秋から冬にかけて行われたインフルエンザ予防接種は、A型インフルエンザのうちH1N1型、H3N2型ウイルスによる感染予防を想定していたが、今年1月に入り、H1N1型の78%、H3N2型の40%で予防接種の効果が低下していることが分かった。また、H1N1型はタミフルに対し100%の耐性を持つ変異を起こしたことも分かった。

 衛生署によると、インフルエンザ患者数は3日時点で1週間前より14%増加。H1N1型は北部、東部、H3N2型は中南部で流行しているという。今冬の重症患者は13人で、うち3人が死亡した。