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作成日:2009年2月4日_記事番号:T00013138
ベビー用品の麗嬰房、中国業績が台湾を逆転
ベビー用品の麗嬰房(レ・アンファン)は2008年、中国市場の売上高が7億人民元(約91億円)に達し、台湾市場の23億3,300万台湾元(約61億6,000万円)を上回った。中国での売上高が台湾を上回ったのは、同社が93年に中国に進出して以来初めてだ。4日付経済日報が報じた。
同社は03年までは中国での直営店17~18店と、店舗網拡大はスローペースだった。しかし、営業出身の葉啓憲氏が04年に上海麗嬰房の副董事長に就任したことを機に、一挙に出店ペースを加速。昨年末の段階で、直営店、百貨店内のカウンター、フランチャイズなどを合わせて1,200拠点を構えるに至った。昨年の売上高は前年比35%の増収で、利益は5,000万~6,000万人民元と見積もっている。
同社は今年中国で、百貨店内の店舗面積を従来の12~15坪から15~20坪に拡大し、商品ラインアップの充実を目標にする。また、長江デルタ地帯と北京で直営店を増設するほか、地方都市へもフランチャイズを通じて進出を強化する。このほか、米国のBarbie、フランスのCHIPIE、イタリアのRoberta di Camerinoのベビー用品3ブラン
ドの専門売場を新たに導入する。