ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TSMC、減資説を否定


ニュース 電子 作成日:2009年2月4日_記事番号:T00013148

TSMC、減資説を否定

 
 台湾積体電路製造(TSMC)は3日、同社が株主への現金配当を行うに当たり、創業初の減資を検討しているという3日付経済日報の報道を正式に否定する声明を発表した。4日付工商時報が伝えた。
 
 同社は、「企業経営の目的である株主権益の創出は、株価の上昇と配当実施によって達成できる。ただ単に配当を行うことがTSMCの経営の目的ではない」と指摘。また、減資実施に当たっては株式の売買が一定期間停止されるため、市場と株主に悪影響をもたらすとして、現時点での減資計画はないと説明した。
 
 証券会社は、ファウンドリー業界は第1四半期の生産能力利用率が40%に落ち込んでおり、TSMCも赤字は不可避であるため、手持ち現金の確保が最も重要で、この時期の減資は株主にとっても投資家にとっても好ましくないとしている。