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リアルテックの1月売上高、緊急受注で13%増


ニュース 電子 作成日:2009年2月4日_記事番号:T00013150

リアルテックの1月売上高、緊急受注で13%増

 
 IC設計の瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)は3日、パソコン(PC)関連の顧客から急きょ受注が入ったことで1月の売上高が前月比12.9%増の8億5,000万台湾元(約22億6,000万元)まで回復したことを明らかにした。2月も引き続き増加する見通しで、第1四半期は前期比で同水準か小幅成長となりそうだ。4日付経済日報が報じた。

 リアルテックは昨年第4四半期に1億1,000万元の赤字を計上し、昨年通年の純利益は8億8,000万元となっていた。しかし利幅の低い製品の出荷比率が低下したため、粗利益率は昨年第3四半期の41%から同第4四半期は43.84%まで上昇しており、投資信託会社から同社の経営状況と展望は市場予測よりも良いとの評価を得ている。

 ただ、今年の見通しについて同社では、第2四半期には第1四半期のような緊急受注はなくなり、不景気も手伝って1年を通じて価格の下落圧力が高まるという見方で、「コストコントロールにより、通年で粗利益率40%水準の維持に努めたい」との考えを示した。その一方で、第2四半期以降にファウンドリーの稼働率が回復に向かえば、価格が上向く可能性もあるとみている。