ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

09年経済成長率マイナス11%、CLSA証券が予測【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年2月5日_記事番号:T00013161

09年経済成長率マイナス11%、CLSA証券が予測【図】

 
 香港CLSA証券(里昂証券)は、4日発表したレポートの中で、今年の台湾の経済成長率がマイナス11%となるという予測を示した。1950年代以降、台湾で経済成長率がマイナスとなったのは、IT(情報技術)バブル崩壊の影響を受けた2001年の1度だけで、当時でさえマイナス幅は2.17%だった。域内の専門家などからは「ひどすぎる」と反発の声が上がっている。5日付経済日報が報じた。
 
T000131611

 
 CLSA証券によると、「98年のアジア金融危機以降、アジア各国・地域では輸出および製造業への依存が過度に高まっており、欧米の不景気により輸出に深刻なダメージを受ける」と指摘した。

 その上で台湾は輸出が28%縮小すると予測し、「アジアで最も事態が深刻で、政府が大規模な経済振興策を打ち出しているが、10%以上のマイナスは避けられない」との見方を示した。

 CLSA証券の予測に対し、宝華総合経済研究院の梁国源院長は、「CLSAは輸出の縮小だけを取り上げているため、このようなひどい予測となっているが、輸出から輸入を差し引いた『純輸出』を見るべき」と指摘し、「輸出が減れば原料、設備などの輸入も減るため『純輸出』はそれほどひどい数値にはならない」と反論した。