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「経済成長率2%確保は困難」、主計処が下方修正へ【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年2月5日_記事番号:T00013162

「経済成長率2%確保は困難」、主計処が下方修正へ【表】

 
 行政院主計処は今月19日に最新の経済予測発表を予定しているが、今年の経済成長予測の大幅な下方修正は避けられないもようだ。同処は昨年11月、2009年の経済成長率について2.12%という予測値を示していたが、主計処関係者は4日、「2%維持は難しい」との見方を示した。5日付経済日報が報じた。
 
 昨年11月の予測発表時、主計処は今年第2四半期には景気が回復に向かうとの見通しを示した。しかし、その後の経済統計からは同処の予測が楽観的過ぎたことが明らかとなっている。例えば、主計処は11月当時の予測で昨年第4四半期の輸出成長率をマイナス8.28%としていたが、財政部発表によると実際には24.71%のマイナスだった。
 
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 主計処関係者によると、輸出は台湾のGDP(域内総生産)の65%を占めるが、米調査会社グローバルインサイトが1月、今年の全世界の経済成長率を従来の1.1%からマイナス0.5%へと大幅な下方修正を行ったことなどを考慮して、主計処は今年の輸出成長予測を大きく引き下げるとみられる。