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ノートPC部品業界、需要回復を悲観


ニュース 電子 作成日:2009年2月5日_記事番号:T00013176

ノートPC部品業界、需要回復を悲観

 
 ノートパソコン(ノートPC)の受託生産メーカーでは昨年12月以降、在庫調整が一段落したことによる受注増加が見られたが、下請けの部品各社は、需要増は一時的な現象にとどまり、2月以降は再び受注が減少するとみている。5日付工商時報が伝えた。

 ノートPCの発注メーカーは、需要冷え込みを受け、昨年第4四半期に続き、今年第1四半期についてもあらかじめ発注量を大幅に調整している。部品メーカーによると、発注量は当初見通しの半分以下に落ち込んでいるという。

 デル、ヒューレット・パッカード(HP)などは昨年12月から発注量を増やし1月もその傾向は続いたが、春節(旧正月)期間の工場休止を見越した動きだった。また、昨年の中国の大雪被害を教訓に各社が委託生産先をベトナムにシフトしたものの、ベトナムでの生産能力がまだ十分ではないため、1月に気候リスク回避で発注量を増やした側面もある。

 こうした理由から、部品業者は最近の受注増が末端の需要を反映したものではないとみており、原材料確保にも慎重な姿勢を崩していない。