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プロモス、債務保証難航で融資微妙に


ニュース 電子 作成日:2009年2月5日_記事番号:T00013179

プロモス、債務保証難航で融資微妙に

 
 茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)が転換社債の償還期限を目前に控え、資金繰りに苦慮している問題で、債権銀行が追加融資条件として挙げている債務保証の確保が難航しており、総額50億台湾元(約133億円)の追加融資計画の先行きが不透明になっている。5日付経済日報が伝えた。

 一部銀行は、行政院金融監督管理委員会(金管会)が示した転換社債の償還繰り延べ容認措置を利用すべきと提案している。総額約110億元の転換社債の償還期限が14日に迫る中、債務保証で合意に至らず、償還期限繰り延べにも失敗した場合、同社は債務不履行という最悪の事態に陥ることになる。

 債権銀行団は春節(旧正月)前の交渉で、追加融資の条件として、キングストン・ファーイースト、シティグループ・グローバル・マーケッツによる全額債務保証を要求した。しかし、キングストンが一部しか債務保証に応じていないため、交渉が難航している。債権銀行団の保証要求は強硬で、プロモス側からの回答待ちの状況が続いている。