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「台湾海峡安定こそ最大の利益」=馬英九総統


ニュース 政治 作成日:2009年2月6日_記事番号:T00013191

「台湾海峡安定こそ最大の利益」=馬英九総統

 
 馬英九総統は5日、「大陸(中国)は脅威でもチャンスでもある。脅威を最小化しチャンスを最大化してこそ台湾は最大の利益を得られる。他に選択肢はない」と述べ、台湾にとって安定した中台関係が最も重要だという考えを強調した。6日付工商時報などが伝えた。

 馬総統はまた、「朝鮮半島情勢と比較しても台湾海峡は安定している。これまであったような緊張は今後はもう起こらない」と中台関係の改善をアピールし、「国家安全の目的は平和であり、戦争ではない。政府の大陸政策は、台湾海峡の安定を維持し地域の平和を促進することで、台湾住民の安全を守る」と語り、現在の方針を維持する考えを示した。

 一方、馬総統が前日、台湾の金門島と中国福建省アモイを結ぶ連絡橋、いわゆる「金嶝大橋」建設に前向きと5日付聯合報などで報道されたことに対し、総統府は「計画の進度を確認しただけで、建設の指示ではない」と表明した。