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観音工業区の違反排水、環保署が厳重処分


ニュース その他分野 作成日:2009年2月6日_記事番号:T00013192

観音工業区の違反排水、環保署が厳重処分

 
 行政院環境保護署は5日までに、規定に違反して汚染された工場廃水を排出していたとして、桃園県観音工業区の栄工汚水処理場に1億3,000万台湾元(約3億5,400万円)の罰金処分を下した。経済部工業局にも管理不行き届きで543万元の罰金が科された。台湾の違反排水に絡む罰金としては過去最高額となる。6日付工商時報が伝えた。
 
 問題の企業は汚水処理場の処理能力が不足していたため、2004年から汚水を海に排出し続けていた。
 
 環境保護署は違反行為に基づく不当利益を罰金として徴収することを定めた行政罰法に基づき、同法が施行された05年以降の汚水排出に伴う不当利益を1億3,051万元と算出し、それを罰金額とした。
 
 これまで環境保護署による処罰では、水質汚染法に基づく最高60万元の罰金を適用するのが通例で、罰金額は平均6万元にとどまっていたため、故意に違反する企業が相次いでいた。今回は違反行為の悪質性を考慮し、行政罰法に基づく厳しい罰則を適用した。
 
 環境保護署が昨年末に全土54カ所の工業区を対象に実施した調査では、半数を超える工業区で廃水排出に問題が指摘された。