ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高雄港の08年コンテナ取扱量、世界10位圏外に転落【表】


ニュース 運輸 作成日:2009年2月6日_記事番号:T00013197

高雄港の08年コンテナ取扱量、世界10位圏外に転落【表】

 
 高雄港のコンテナ取扱量が、2007年は第8位だった世界ランキングで、08年は中国の広州港、寧波舟山港、青島港に抜かれ10位圏外に転落することが確定的となった。中国航貿網の統計速報を基に6日付経済日報が報じた。
 
 同統計によると、高雄港の昨年のコンテナ取扱量は前年比5.66%減の967万TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)で、アジアの主要港湾では唯一、同港としては過去10年で2回目のマイナス成長を記録、また最大のマイナス幅となった。
 
 高雄港務局は5日、「11位の可能性が高い」とトップ10からの陥落を認めた。謝明輝局長は、「世界金融危機の影響で、11、12月ともに取扱量が20%以上減少したことが響いた」とその理由を分析した。
 
T000131971

 
 また同日付自由時報によると、高雄港、台中港、基隆港、花蓮港の域内4大国際港すべてで取扱量が減少しており、中台海運直航の開放による効果が期待されていたが、金融危機には太刀打ち(たちうち)できなかったようだ。
 
 なお、08年の取扱量世界ランキング(速報値)1位は、4年連続でシンガポール港(2,992万TEU)が獲得した。そのほか、中国市場の急速な発展により、トップ10のうち中国本土の5港(香港を除く)がランクインした。