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12月の銀行融資残高、過去最大の減少【図】


ニュース 金融 作成日:2009年2月6日_記事番号:T00013201

12月の銀行融資残高、過去最大の減少【図】

 
 昨年12月末の域内銀行の融資残高総額は18兆5,140億台湾元(約49兆円)で、11月末から1,532億元減少し、単月ベースで過去最大の減少幅を記録した。行政院金融監督管理委員会(金管会)の統計として6日付経済日報が伝えた。
 
T000132011

 
 銀行別の減少額は、▽台湾銀行、445億元▽兆豊銀行、428億元▽合作金庫銀行、295億元──と、政府系3行で1,100億元以上となり、全体に大きく影響した。海外の台湾企業の融資需要が景気低迷によって減少した影響で、オフショア銀行部門(OBU)で382億元減、海外支店で243億元減と、海外部門の減少が全体の約40%を占めた。域内では907億元の減少だった。

 政府は不景気の下、銀行に積極的に企業融資を行うよう求めているものの、金管会銀行局によると、銀行はたび重なる利下げによって利益が圧縮される中、貸し倒れリスクに敏感になっているもようだ。